「ピアノを始めたいけど、最初の1台は何を買えばいいの?」
これは独学ピアノを始める人が最初にぶつかる悩みです。
結論からいうと、YouTubeを見ながら弾く「目コピ」スタイルの独学であっても、88鍵盤・ハンマーアクション付きの電子ピアノを選ぶのが正解です。
この記事では、独学10年以上の筆者の経験を踏まえて、初心者がはじめて買うのにふさわしい電子ピアノを5機種に絞って紹介します。
初心者向け電子ピアノの選び方
88鍵盤・ハンマーアクションは必須
「最初は安いキーボードでいいのでは?」と思うかもしれませんが、ピアノの上達には鍵盤の重さ(ハンマーアクション)が重要です。
軽いキーボードの鍵盤に慣れてしまうと、本物のピアノを弾いたときに指が動かず、タッチの強弱もつけられません。
また、61鍵モデルだと両手で弾く曲の多くで音域が足りなくなります。長く使うなら88鍵一択です。
88鍵盤+ハンマーアクション(鍵盤が重いタイプ)を選べば失敗しません
同時発音数は64音以上
同時発音数とは、一度に鳴らせる音の数のことです。ペダルを使うと音が重なっていくため、少ないモデルだと音が途切れます。
初心者のうちは64音あれば十分ですが、長く使うなら128音以上が安心です。
ヘッドホン端子・Bluetoothがあると便利
自宅練習ではヘッドホンが必須になる場面が多いので、端子の有無と種類(標準プラグかミニプラグか)を確認しておきましょう(あわせて練習用ヘッドホンの選び方もどうぞ)。
また、Bluetooth対応モデルならスマホの音源を電子ピアノのスピーカーから流して、YouTubeの演奏動画と一緒に弾く練習がしやすくなります。
設置場所と重さ
据え置き型(キャビネットタイプ)は安定感がありますが、大きくて移動できません。
初心者にはまず持ち運びできるポータブルタイプがおすすめです。引っ越しや模様替えにも対応でき、続かなかった場合も処分しやすいというメリットがあります。
初心者におすすめの電子ピアノ5選
1. CASIO Privia PX-S1100 ― 薄さと デザインで人気の定番
世界最小クラスのスリムボディで、奥行き約23cmと省スペース。デザイン性が高く、部屋に置いても圧迫感がありません。
スリムながらハンマーアクション鍵盤を搭載し、Bluetoothオーディオにも対応。スマホの曲を本体スピーカーから流しながら練習できるので、目コピ派との相性も抜群です。
実売価格の目安は6万円前後です。
2. YAMAHA P-225 ― 老舗の安心感とバランスの良さ
ヤマハのPシリーズはポータブル電子ピアノの定番中の定番。グランドピアノ「CFX」由来の音色と、コンパクトなGHC鍵盤を搭載しています。
「とにかく失敗したくない」「メーカーで選びたい」という人に最有力の1台です。
実売価格の目安は7万円前後です。
3. Roland FP-30X ― 鍵盤タッチ重視ならコレ
この価格帯で評価の高いPHA-4スタンダード鍵盤を搭載し、タッチの本格さでは頭ひとつ抜けた存在です。スピーカー出力も大きめで音に余裕があります。
「いずれ本物のピアノも弾きたい」「タッチにはこだわりたい」人におすすめ。筆者周辺の独学勢にも愛用者が多いモデルです。
実売価格の目安は8万円前後です。
4. KORG B2 ― 予算重視の最有力候補
88鍵ハンマーアクション搭載モデルとしては最安クラス。機能は最小限に絞られていますが、「まず始めてみたい」「予算5万円以内」という人の入門機として十分な実力があります。
実売価格の目安は4万円台です。
5. KAWAI ES120 ― ピアノメーカーらしい音とタッチ
グランドピアノで有名なカワイのポータブルモデル。響板スピーカーを彷彿とさせる自然な音の広がりと、しっとりしたタッチ感が特長です。
ヤマハ・ローランドと並ぶ「ピアノメーカーの安心感」で選びたい人におすすめです。
実売価格の目安は7万円前後です。
5機種の比較表
| モデル | 実売目安 | 特長 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| CASIO PX-S1100 | 約6万円 | 世界最小クラスのスリムボディ | 省スペース・デザイン重視 |
| YAMAHA P-225 | 約7万円 | 定番Pシリーズ・CFX音源 | 失敗したくない人 |
| Roland FP-30X | 約8万円 | PHA-4鍵盤の本格タッチ | タッチ重視 |
| KORG B2 | 約4.5万円 | 88鍵ハンマー最安クラス | 予算重視 |
| KAWAI ES120 | 約7万円 | 自然な音の広がり | 音色重視 |
※価格は変動します。最新価格はリンク先でご確認ください。
よくある質問
Q. 61鍵のキーボードではダメ?
弾きたい曲がアニソンや簡単なメロディ中心なら61鍵でも始められますが、両手でピアノ曲を弾くなら早い段階で音域が足りなくなります。「ピアノが弾けるようになりたい」なら最初から88鍵をおすすめします。
Q. 中古でもいい?
電子ピアノは消耗品(鍵盤のゴム接点やセンサーが劣化します)なので、製造から年数が経った中古はおすすめしません。買うなら製造5年以内・動作保証付きのものにしましょう。
Q. スタンドと椅子は必要?
ポータブルタイプはスタンド・椅子・ペダルが別売りのことが多いです。テーブル置きでも始められますが、正しい姿勢のためには専用スタンド(X型より固定式がおすすめ)と高さ調整できる椅子があると練習がはかどります。
まとめ
迷ったら次の基準で選べば失敗しません。
- バランス重視 → YAMAHA P-225
- タッチ重視 → Roland FP-30X
- 省スペース・デザイン → CASIO PX-S1100
- 予算重視 → KORG B2
電子ピアノが用意できたら、さっそくYouTubeを見ながら弾く「目コピ」練習を始めてみましょう。あわせて以下の記事もどうぞ。
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