愛すべきピアノ映画音楽「モダン・タイムス」

モダン・タイムス

チャールズ・チャップリンが監督・脚本・製作・作曲・主演を務め、機械文明と資本主義社会を痛烈に風刺した名作喜劇。
大きな工場で働くチャーリーは、毎日同じ機械を使って単調な仕事を続けていたせいで錯乱し、病院へ送られる。
ようやく退院したものの、今度はデモ隊のリーダーと間違われて投獄されてしまう。
やがて無罪が判明し自由の身となった彼は造船場で働き始めるがすぐに解雇され、刑務所へ戻る方法はないかと考えるように。
やがて無銭飲食をして捕まったチャーリーは、護送車の中でパン泥棒の少女と知り合う。ヒロイン役に、チャップリンの当時のパートナーだったポーレット・ゴダード。
チャップリンが映画の中で初めて肉声を発し、自身の作曲による「ティティナ」で歌声を披露。

1936年製作/87分/アメリカ
原題:Modern Times
配給:ユナイテッド・アーティスツ

チャールズ・チャップリン

チャップリンは声楽家を両親にもち、幼いころから劇場で母親の歌や他の演目に親しみ、歌やダンスなどを真似るのが天才的にうまかったといいます。
初舞台は、母親が舞台上で突然声の調子が悪くなり、彼女の代わりに舞台に躍り出て2曲を歌った時でした。
1912年20代前半の時にはヴァイオリンの腕前も相当で、片時もヴァイオリンを離さず、何時間もさらっていたといいます。
ちなみに左利きで弓を左手で持って演奏していました。
チャップリンの映画音楽にはほぼ必ず長めのヴァイオリンのソロがあり、それは見紛うことなきチャップリンの特徴に満ちた音楽となっています。
チャップリンは1929年にインタビューで「トーキー映画はサイレント映画の偉大な美しさを破壊している」と述べましたが、その後「街の灯」(1931年)以降の彼の映画音楽はすべて自分で作曲するようになったのは、音楽で映画をコントロールできる喜びを知ったからでした。

Smile 作曲:チャールズ・チャップリン

ということで原曲はピアノではありませんが、あまりにも好きなのでピアノ演奏の曲を厳選して紹介します。

 

楽譜

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目コピ

 

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